2005年02月22日

『クロへの長い道』二階堂黎人/講談社文庫

クロへの長い道ハードカバー版も読んだけど、つい最近購入して読んだのが文庫版なのでコチラにしておく→

たしか、『カラスの鍵』だったと思うけど…
シンちゃんがケンイチとルル子にたとえ話でアドバイスして、「これでわからなければバカ」みたいなことを言う(思う)のだけど、すいませんわかりませんでした…っていうか、なんとなくわかっても、そんな化学現象知らないから具体的な物質思い浮かばないし!
シンちゃんには負けるけど、ケンイチもなかなかの頭脳だと思う私。さすが、シンちゃんに似てるだけあるね!
あ、でも、チョコ+ガムは知ってる現象でした。やったことあるある!でも、プチプチ切れるんじゃなくて、ガムが解けちゃってた気がするんですが?どうなんだ。今材料があるけど、もう確かめてみる気にならない…つか、ガムって食べてもいいものなのか?

見えない人を扱った『八百屋の死にざま』。何気にこれが一番恐かった。事件的には恐くないけどね、やっぱ、人の心理って恐ろしいわと思うわけです。それが子供であっても。
恐いのは、犯人の心理よりも、人が死んだ後でさえも犯人を「見えない人」として扱うその心理だ。子供であっても、というより、子供だからこその恐さなのかもしれないですね。犯人の心理はどちらかというと、同感できますね。イヤだからといって殺しちゃダメなんだけどさ。
一方で、教師ってものすごく大事で大変なのだと痛感させられるのです。教師免許持っている人たち、ちゃんとわかって免許取ってるのかな、と思ってしまう……。先生って結局得意な分野を専門にして教えるでしょう?でも、できる人にできない人の気持ちはわからないのですよね。ただ、できる人だってできないことはあるわけで、その気持ちをちゃんと転化して考えて教えられるのだったらいいんですが。
何も知らんくせにでかい口たたくなと言われそうですね。そのとおりですが。あは。
(関係ないけど、私は金八先生を受け付けない人です。いい先生なのかもしれないけど、そういうのを受け付けない人もいるのだよ。)

解説が面白かった。というか、非常に納得!なるほど、確かに蘭子はイグアナ探しなんかしないわな(笑)
2005年2月9日
posted by ねむ at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2005年02月21日

『私が捜した少年』二階堂黎人/講談社文庫

私が捜した少年二階堂黎人ってだけで買ったのよね。でも、数行読んだら、表紙とちょっと違って、バリバリのハードボイルドっぽいじゃない。しまった、と思ったよ。だって、私はハードボイルドが苦手。読まず嫌いの気がないとはいいきれないけど、どうも避けてしまうジャンルなのよね。

が、しかし。

これ、い〜わ〜。(笑)
バリバリのハードボイルド、人生に疲れたニヒルな男が主人公…なんだけど!
人生に疲れたニヒルな五歳児(おとこのこ)って一体。(笑)←ネタバレ
冒頭の、いかにも誤解を狙ってるあたりがいいです。そこでハマったよ。

どうも、パロディ路線のようなのですよね。タイトルからしてそうだし…でも、中身もパロディなのか?ちょっとそこまでは寡聞(読)にしてわかりません。すまぬ。ですが、読み進めていくと、中身はハードボイルドというより本格寄りな感じです。しかも謎的にはまとも。元ネタ知らなくても十分楽しめます。
二階堂黎人(蘭子シリーズ)はちょっと…という人にもお勧め。…でも、ダンナには「文章が嫌い」と言われてしまったが。まあ、これもクセがあるといえばあるからね…そのクセが面白いんだけど。コナンより面白いと思うよ(ギャップ的には)。だって、コナンは中身が大人(つってもたかが高校生だが)なので、いっぱしの口を利いてもあたりまえだけど、この主人公は名実供に……ですから。『』(二重鉤かっこ)のギャップが面白いんだなあ。これは、主人公が心の中で変換している(と思われる)ので、実際の会話はこうだったんだろうなと脳内変換しながら読むと格別に面白いです。

ところでこれ、最初の「弟」探しなんですが…なんで「彼」が「弟」だとわかったの?どうしてわかったのかがわからない…
2004年11月29日November 29,2004
posted by ねむ at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2004年08月29日

『悪魔のラビリンス』二階堂黎人/講談社ノベルズ

悪魔のラビリンス
え!?
これ、この一冊で完結じゃなかったのかーーーー!!!

それはさておき。
探偵 vs 怪人 なんですねえ。こういう感じのって久々じゃないですか?
蘭子シリーズの文体やら雰囲気からして、こういうタイプのは似合ってるよね。
トリックや謎ははそれほどすごくはないんだよね。まさにこういう雰囲気を楽しむものでしょう、これは。
しかしひとついいたいことがある。
木村クンが「おそろしい」だの「まさかあいつが」だのゴチャゴチャ言ってないで名前を言えばいいのよ!
あー、イライラする!(笑)
まあ、お約束なんだけどさ。
2004年8月28日
posted by ねむ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2004年06月28日

『人狼城の恐怖 完結編』二階堂黎人/講談社文庫

人狼城の恐怖〈第4部〉完結編終わってしまった……

ま だ フ ラ ン ス 編 読 み 終 え て な い の に !

いいのかこんな読み方して……(汗

そうですねえ。(以下ネタバレ)
それぞれの密室については面白く読めました。ただ、いつもながら蘭子が迷いもせずにスパっと解明しちゃうのがつまらんといえばつまらん。
昔はそういう、名探偵=迷い無し、間違い無し、みたいなのが好きだったけど、今はもうちょっと凡人らしい方がすきなので。
でも、そういうのが蘭子だから、この点はしかたないか。
第三の城の存在はともかく、第三の城自体に施されたトリックは、黎人がサンドイッチの話を出す直前に思いついたんだよね。でも、黎人が考えついたからダメかと(笑)、世界不思議発見で野々村真と同じ答えになったからオシマイ的な考えになってしまったのでした。
そして謎が明らかになった際、黎人と同じ感想を…(笑)


そういや、蘭子さんがいなくなってしまったので、黎人さんは古い事件を掘り起こして書いているそうではないですか。
それの文庫版が最近でましたね〜。
読むか…(買わないの?)
2004年6月27日
posted by ねむ at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2004年06月25日

『人狼城の恐怖 探偵編』二階堂黎人/講談社文庫

人狼城の恐怖〈第3部〉探偵編…実は、フランス編読み終わってません(おい)
フランス編を読んでいる途中で飽きてきてしまって、一人目の犠牲者がまだ出てもいないのに探偵編を読み出してしまったのでした。
この探偵編にしても、フランス編を読み始める前につまみ読みしてたりして…
私の邪道な読み方は再三ここでも言ってますが、ここまですごいっていうかやばいっていうかひどい読み方は我ながら初めてですよ。しかも、探偵編読み終わってるし!いや、やっぱり主人公が出てくると進み方が違いますわ。私、蘭子(&黎人)好きだしね。でも、そばにはいて欲しくないと思うけど。

探偵編は、次の完結編が長くなるため分けたようなので、最終局面につながる道のようなもので、部屋ではないのですよ。だから、特にコレ!っ
ていう語りどころはないんだけど…ぜんぜんないわけでもないんだけど…まあいっか。
それより、今回思ったのは、二階堂氏の文章はテンポがよろしくないのではないか?ということ。読むのにひどく時間がかかるんだよね。まあ、この蘭子シリーズは、ゴシック的という性格からして仕方ないのかな、と思ってたんだけど、以前ダンナに『私が探した少年』を薦めたら、「なんか読みにくい。文章が嫌い。」と言われてしまったことを思い出しました。
そりゃ、好みもあるんだけどさ。今回、ハタと思ったんですよね、これは文章のテンポが良くないからではないか、と。必ずしもテンポが悪い=文章がヘタ、よろしくない小説、というわけでもないと思うんだけど(良すぎるとさらっと流されちゃうから。わざとテンポを崩す作家さんだって中にはいるだろう)、テンポが良くないと読みにくいというか、読むのに力が要りますね。
流れるプールに流されていくか、流れるプールの流れにさからっていくか、っていうのに似てるかも(似てるか?)
2004年6月24日
posted by ねむ at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2003年09月27日

『諏訪湖マジック』二階堂黎人/徳間文庫

諏訪湖マジック要しちゃうとトラベルミステリ。なんだけど、わりとトリックが大掛かりで、時刻表とにらめっこして人の移動が可能かどうかを考えて云々、という緻密な感じではありません。サトルだし(笑) 最後の最後…いや、正確には最後から2番目なんだけど、あのトリックには思わず「あっ」と声がでてしまいました。ブラボー!めちゃ盲点でした!
先日、山手線渋谷駅で起こった事故のため高田馬場で足止めをくらったんだけど、真っ先に『諏訪湖マジック』を思い出しました(笑)
大掛かりなトリックよりも、こういった小技がピリリと効いていると、全体が締まっていいと思います。
2003年9月27日
posted by ねむ at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人

2003年08月07日

『奇跡島の不思議』二階堂黎人/角川文庫

奇跡島の不思議
読むのにけっこう長くかかってしまった。

加々美の色覚特性(いわゆる色盲)、いろいろ解説をしている割に、実際に調べてみるというときの手段は、軽い特性の人なら、特性があるかどうかよくわからない調べ方だなあ。あやしさ全開。
もうちょっと犯人の思考をトレースしてほしかったなあ。でも、この話はフーダニットに焦点を置いた話らしいので、犯人の思考トレースなんてのは蛇足なのだろうけど。
探偵役は初めはわかっていなくって、誰もが犯人でありえて、かつ探偵でありえるということなんだけど、登場の仕方から言ってだれが探偵役かわかっちゃうよね(笑)それとも、ヤツが犯人であるということがいつかはありえるのだろうか?
個人的には、真梨央にがんばってほしかったなァ。キャラ的に好きなのは榊原だが。近くにいてほしくないけど。榊原が好きなのは、彼が自分に素直だからだと思う。裏を返せばワガママなんだけどさ、こういうときには一番信用できるよね。

風来坊と紫苑の(いちおうルミコも、なのか?)存在が、ともすれば重くなりがちな氏の作品に軽さを与えていると思います。つか、暗くしてるのはおまえだ加々美!(笑)
ゴシックで重い感じの蘭子シリーズが苦手な人も、風来坊なら読めるんじゃないかなあ。彼の愉快さ加減についていければ、の話だけど。
2003年8月6日
posted by ねむ at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) |  二階堂黎人