2008年09月17日

『西の魔女が死んだ』梨木香歩/新潮文庫

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩

新潮社 2001-07
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再読。
これ、ふとしたときに再読したくなる本ですね。
今回再読したのは、本当に自分は自分で決めたことができない人間だなあ、と思ったから。
いや、前々から思ってたんですけどね。計画立てるのは大好き!でも実行はしない!という。(笑)
他人との約束は見栄があるので(笑)なんとか守れることが多いのですが、自分との約束はとにかく甘えが出ちゃって守れないのですよ、ハハハ。弱い、弱すぎる(笑)もお、だらけ人間極まってますから!←いばるな

小学生のころ、占いに凝りまして。女性だったら経験がある方覆いのではないでしょうか。マイバースデイとか覚えがある人。
そのマイバースデイにですね、占いだけではなく、魔女についていろいろ書いてあるのですよ。魔女と言っても、ほうきに乗って空を飛ぶ、とか、ハリーポッターに出てくるような魔女ではなく、そうだな……流れを読んで(あるいは作って)、チャンスをつかむ力を持つ人、ってとこか。究極まで行くと、空を飛べたりするのでしょうが。
白魔女というのですけど、それになるためのレクチャーが書いてあるのね。
それが。
まいの魔女修行にそっくりなのですわー。

それでちょっと思ったのは。
人間として、まっすぐな生活をして、自分の気持ちいい生活──自分の意思ばかり通すって意味じゃないですよ──をすれば、自ずと力がつくのかな、と。

とりあえず、自分との約束を守れるようになりたいです……。
2008年9月3日
posted by ねむ at 09:53| Comment(0) | TrackBack(1) | な行

2007年01月20日

『クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い』西尾維新/講談社ノベルズ

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講談社 2002-02-07
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表紙に抵抗を覚えて、長いこと気にはなっていたけどなかなか手に取らなかった本です。表紙に抵抗、というのは、霧舎学園シリーズと同じ理由ですね。はじめからこれが漫画なら抵抗ないんだけどねえ…。

で、どうだったかというと。
思ったより面白かったです。しかしやはり内容、いや、登場人物にかなり抵抗が…。
これ、とにかく登場人物がみんな「天才」なんですよ。ありえないんですよ。まあ、そのありえない設定はいいとしても(ありえないっちゃー推理小説自体が成り立たないもんね)、ほかにも、出てくる人がいーちゃん以外ことごとく女(しかもみんな若い)だとか、すごく漫画的な世界(キャラにしても、舞台や話にしても)の作り方をしている感じがします。
それゆえか、話や人物に”のる”ことができないんですね。まあ、感情移入がしづらいと思っていただければ。なので、外側から話を眺める、という感じがしました。
若い人向けの話だけありますな。もし、私が今中高生だったら、こういう登場人物でも楽しく読んだと思います。でも、今はもうダメだー。
…これって、年取ったってことですか?それもイヤだが、うーん、でもしょうがないか。

設定や人物はともかく、殺人事件やトリック、最初の謎解きは面白かったです。
しかし…だがしかし。いーちゃん、玖渚、その結論はないだろう!どう考えたっておかしいです。たとえ理詰めでそういう結果にしかたどりつけなかったとしても、あの人が彼女を殺すはずがない…と、思うよね、普通。二人とも、なにかおかしい、腑に落ちないとは思っていたようですが。でも、結局「おかしい」と思った感情より、理性(論理)が上だったんですね、二人は。
そう考えると、たしかに潤はパーフェクトな人なのかもしれない。

あと、タイトルが秀逸ですね。どう秀逸なのかは、読んでからのおたのしみ。
こういうダブルミーミングは大好きです。←言葉遊び大好き人間

ところで、サヴァンって意味知ってた方、います?玖渚が中学のころ天才がゆえにそう呼ばれていたとか、いーちゃんがほざいてましたが…
中学生が知ってる単語とは思えないんですが?
ちなみに私は知りませんでした。

2006年9月20日
posted by ねむ at 22:55| Comment(2) | TrackBack(0) | な行

2003年07月02日

『文鳥・夢十夜』(短)夏目漱石/新潮文庫

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新潮社 2002-09
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新潮文庫版です。表題作を初めとする、短編というより小品集。
何せ、古い文庫本を古本屋で買ったから、文字が小さい。だた、行間が空いているので、それほど読みづらくはないです。でも、もうちょっと文字間も広いほうが…。

『文鳥』
文鳥の描写は見事。カワイ〜v
自分で飼い始めたくせに、家人のせいにするなんてひどいなあ。とちょっと思ったが、自分も文鳥を餓死させた経験があるので、そんなこと言えようもない。(言ってるけど)
しかし、自分の前からいなくなった女と文鳥を重ね合わせるならば、この文鳥は死んで然るべきなのかもしれない。
解説には、『うつくしきものの死』を描いたって書いてあったけど、私は『自分の目の前を通り過ぎる愛しげなもの』を描いたんじゃないかなあと思った。
ま、ひとそれぞれやね。
 

『夢十夜』
一夜めしかよくわからなかったというのが実際のところ。深すぎ…。
感覚的に、エンデの『鏡の中の鏡』に似ていると思う。あれも、読むのが途中でつらくなって、半分くらいよんだところでギブアップしたっけね…高校のとき。
一夜めだけど、これを読んで、やっぱり北村薫『六の宮の姫君』の百合の花はお姉さんであろうと確信いたしました。どうやら次の『朝霧』でお姉さんが結婚する模様。やはり。
なんか、『夢十夜』とぜんぜん関係ないこと書いてるな…;;
2003年7月8日

『永日小品』
日記のようなかんじのもの。日記なのかな?フィクション入ってるのかな?わからないけれど。
『泥棒』の最後のマヌケっぷりが笑えました。死んでしまった猫は、あの有名な猫くん(のモデル)でしょうか?私はまだ読んでないんですけども(おい)
「そうそう、人ってそうよねっ」と読んでいて納得してしまう人の行動が面白い。
2003年7月9日
posted by ねむ at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | な行

2003年06月27日

『法月綸太郎の新冒険』(短)法月綸太郎/講談社文庫

法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)

講談社 2002-07-16
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『背信の交点』
けっこう好きかも。微妙ーに凝ってて微妙ーに劇的だわね、死に方が。これ一本で純文書けそう(笑)
『身投げ女のブルース』
仲代刑事はいったいどう思っただろう?と、そればかり考えてしまうなあ。「ちらりとも見なかった」って、見れなかったんだと思うよ…。

『背信の交点』と『リターン・ザ・ギフト』がよかった。奇しくも両方沢田穂波嬢がでているなあ。

これは個人の好みだと思うんだけど、探偵には糾弾してほしくないなあ。探偵は謎を解くもの。糾弾する人は、ほかにいると思うんだよね。探偵って、もちろん違うときもあるけど、大概の場合第三者でしょう。第三者になにがわかる!っていうのもあると思うのよね。だからといって罪を犯して良いわけじゃないんだけどさ。
綸太郎の場合、そこまでやらんでも、というところまでつめよるので…お前何様?とか思ってしまうのだな、私は。そういう点では火村助教授のほうが好感が持てる。
綸太郎は、北村薫の『秋の花』の彼女にも、「キミは逃げたじゃないか」とか言ってつめよりそうでコワイ。

法月氏の作品は昔のほうが好みって言うか…良かったなあ。
2003年6月26日
posted by ねむ at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | な行