2004年03月13日

『原罪の庭』篠田真由美/講談社ノベルズ

原罪の庭―建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)原罪の庭―建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)

講談社 1997-04
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ここまで読んで、このシリーズは親子とか家族──いや、親子かな。──の問題の話なんだと気づいたのろまなワタクシ。
京介に暗い過去があるのはわかってたけど、きっと親子がらみなんだろうなあと推測する。

不可解になっていくようで、実はわりと単純なんですよね、この話。まあ、わりとこのシリーズ自体、トリックがどうのとかそういうところに焦点があててあるものではないので、いいと思うけど。
でも、わりとすぐ香澄がアレをやったんだろうなあというのはわかっちゃったなあ。そんなもんでしょ、子供って。さすがにいれかえまではわからなかったけど。
あと、わりとかおるの行動が謎でした。特に最後の行動が謎…わからん。結局、この事件(神代・京介が関わってから)を通して一体何がしたかったわけよ。いや、最終的に香澄に下って欲しかったっつーのはわかるんだが、そうではなくてね…

そうそう、最後に、結局蒼がどちらの名前を選んだのかというのがちょっと気になりまして。
そういえば前に、蒼だろうと思われる人物が出てくる短編を読んだことがあったのを思い出して、読み直してみました。
『「Y」の悲劇』アンソロジー 内 『ダイイングメッセージ《Y》』
名前が出てくるかどうかは覚えてなかったんだけど…
出てきました。
そか、そっちにしたのね。
2004年3月12日
posted by ねむ at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) |  篠田真由美

2003年04月15日

『灰色の砦』篠田真由美/講談社ノベルス

灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件薄 (講談社文庫)灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件薄 (講談社文庫)

講談社 2002-09-13
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このシリーズって、それほど建築知識が謎解明に役立ってるとも思えないので、どうなんだろう?と思いつつ読んでしまう…。京介の美形な設定もイヤだなあと思いつつ読んでしまう…。なぜかしら。蒼とミハルと宗さんは好き。教授ラヴー!<アホ
これは今までと違い、深春の視点で書かれている。深春の視点が蒼より読みやすい。これはたぶん、深春が『ごく凡庸な人間』、自分に近い所にいる人間だからなんじゃないかと思う。
主人公が建築系だからか、家族がテーマの話が多いですね。全編通してそうなのかな?建築には家に限らず、ホールとかビルとかいろいろあるわけだけど、このシリーズではほとんどが家をとりあげている。家に住むのは家族だから…やっぱり意図してるのかな。深春は今回本人が語ったとおりだし、蒼もそれとなく家庭に何かあったと示唆されているし、京介もいわずもがなだろうから…まだ語られてはいないけれど。
最後のあたりの京介の行動、賛同と反対と意見が分かれそうな気がします。「家族」のことを考えたらこれでよかったのかな…
2003年4月15日
posted by ねむ at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) |  篠田真由美