2010年05月06日

2010年01月12日

『千年の黙』森谷明子/創元推理文庫

千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫)千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫)

東京創元社 2009-06-25
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紫式部はものすごい推理力を持つ探偵さんだったのです!

……とか聞くと、なんだかものすごく紫式部がアクティブな感じがして、これは今までの紫式部のイメージを一新する人物創作かと思ったんですが──アームチェアでした。
まあ、今までのイメージどおりですわね、ははは。間違ってないない。
んで、紫式部の静部分を補うように、あてきという少女が動の部分を担当しています。あてきかわいい。続きを読む
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2007年03月24日

『時計を忘れて森へいこう』光原百合/創元推理文庫

時計を忘れて森へいこう3〜4回読み返してますね。
今まで、推理小説ってあんまり読み返すことがありませんでした。トリックを覚えている、犯人を覚えている、そこまでの過程を覚えている、などで面白さが半減してしまうから。
ですが、最近読み返すことが多いです。しかし、今まで読み返さなかった類の本はやっぱり読み返さない。読み返す本は決まっています、それはこの本のような本です。
トリックだ何だ、という謎ではなく、人の心の織り成す謎のものですね。こういうものは、読み返すたび、読んでいる自分の在り方で捕らえ方が違ってくるから。何度読んでも面白いのだ。

うーん、しかしこれって推理小説なんですかね?最近、推理小説の幅がすごくひろがってきていて、なにがなんだか。ま、とりあえず推理小説としておきましょう。
大枠では「日常の謎」なのでしょうが、日常というには語弊がある気がします。主人公・翠にとっても半非日常、まあ、彼女にとっては、護さん(片思い相手、探偵役にあたる人)と一緒にいるということ自体が非日常jだからなあ…恋ってそんなものよね。だから夫婦はダメなんだって!あ、話がそれた。
たぶんこれは非日常です。タイトルからして「時計を忘れて」でしょ?やっぱり非日常でしょう。だって、たいていの人は時計をはずすことができないもの。たとえ脱日常として旅行などに行っても、時計なしで行くなんてないもんね。時計というものにしばられている安心感、というのもあると思う。
けど、時計がないことで享受できるもののどれだけすばらしいことか、と思うのです。
護さんを見ていると、時間を気にし、追われてただひたすら走るよりも、時間を忘れ、ただ自然に周りを見てゆっくり歩くほうが、より人や人生や(もちろん動植物なんかも)世界を知ることができるのかな、と思ったりする。

みんな、なにかを「乗り越えていく」話なんですね。
父親だったり、婚約者の死だったり、自分の名前だったり。
自分にとって切り捨てることができない、気にしないふりをしても囚われている、そういう類のこと。
一人ではつらいかもしれないけど、少し手をかりればきっと誰だって乗り越えられるんだよな……それを手伝う護さんの力は、すごい。
護さんは、密室や殺人事件は解けないかもしれない。でも、そういうものを解く歴代の名探偵でも解けないような心の綾を解く、やっぱり名探偵ですね。
…ま、そういう探偵(?とりあえず探偵と呼んでおく)はほかにもいるんだけどさ(笑)

それにしても、翠があーおーいー。しょうがないけどー。はずかしー(笑)いいなあ、いいねえ、若いって(笑)

2007年1月17日
posted by ねむ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行

2006年10月02日

『バルーン・タウンの殺人』松尾由美/創元推理文庫

バルーン・タウンの殺人基本的に妊婦しかいない町・通称バルーン・タウンで起こる様々な事件!? もちろん解決するのも妊婦!
…とかいうトンデモ設定。
あ、トンデモ設定というのは失礼かな。トンデモナくありえない設定なんだけど、一応ちゃんと機能してますので。
なんか、もともとSF系らしいですね。<作者

設定にしても推理部分にしても、納得できる部分もあれば、かなりむかついてくる部分もあり…(苦笑)
非常にシニカルに妊娠・出産というものを描いていると思います。よくできた世界観だとはおもうけど、夫を始め家族まで一緒に住んでおらず、いろいろと大変な妊婦に手伝いの人もそう多くはないというのはおかしいと思うんですがね?
つっても、自分は出産を経験してないし、近くにそういう人がいたこともないので(第二子だから)、想像なんですけど。

しかし、妊婦は腹以外透明人間とはよく言ったものだと思う。
2006年1月11日
posted by ねむ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行

2004年10月15日

『まほろ市の殺人 秋』麻耶雄嵩/祥伝社文庫

まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事…これって、推理小説なん?

それはともかく。
麻耶雄嵩はヤル気のない鬱気味の主人公上手いですね。こっちまで鬱になってきますよ(苦笑)
しかしこの主人公はむかつくったら。ちゃんと「目を見て」って言ってるのに、目を見て心から話せば犯人は犯行を止めるに違いないのに、「どうしたら止めるんだろう」とか言ってる。
お マ エ の せ い じゃーーー!
と、跳び蹴りをくらわせたくなるんである。
だからといって、それだけのために(本人にとっては大問題なのだろうが)遠まわしなメッセージを込めた殺人を犯す班員もどうかと思うが。犯人よ、キミだってちゃんとわかってもらおうと最大限の努力をはらっていないだろう…それを憂のみに求めるのは間違ってるぞ。
私は、「目を見て話せばわかる」っていうのはだれにもあてはまるものではないと思う。見る側は見ようとする心意気が、見られる方はわかってほしいという心意気が必要なんだと。でも、憂は人の言うことも聞いてないもんね。犯人よ、こいつが目を見てもわかってもらえないぞ、永遠に。
天城夫婦は一体どういういきさつで結婚したのかね…謎だ。

ところで、A子の存在って何。本筋が推理小説とはいえないであろうこの話に推理テイストを加えただけの存在なんでしょうか…。ああ、でもA子がいたから「目を見て」メッセージを出しやすくなったともいえるか。
それから、ビーチャムって一体……なんだかなあ、もう(苦笑)いや、ビーチャムはかっこいいんですけどね。
2004年10月14日
posted by ねむ at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行

2003年08月28日

『きものが欲しい!』群ようこ/世界文化社

きものが欲しい!
これだけどがーんといい着物を、着るきものを買えたらいいよなあと思いはするけど、先のことを考えるとどうも…;;
というかね、これだけばかばかとバカっ高い着物を買ってるのを見せつけられるとはっきりいってハラがたちます(笑)もちろん、働いているからそれだけ払えるのでしょうけどね(カードのようでしたが)
なんせ私は洋服でも10000円出すことに非常に抵抗を覚えるけちけち星人なんで(つか、単にそういう貨幣価値の家で育ったので、けちというより貧乏性ですね。あんまりファッションに金つぎ込もうと思わないし)。
文章自体はね、群さんのテンポで非常に面白いんだけどね

…でも!いつかいい紬ほしいなあ〜〜〜〜。
2003年9月25日
posted by ねむ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行

2003年02月07日

『メルカトルと美袋のための殺人』(短)麻耶雄嵩/講談社文庫

メルカトルと美袋のための殺人
メルがどうしても好きになれない…。
特に一話目、あれってどうよ?と思うんですが…。推理小説として読まなければいいのでしょうが。
美袋があまりにもやられ役で涙をさそいます(笑)
posted by ねむ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行